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ハンガリーの映画を厳しく観るハンガリー人の間でも反響を及んだ作品は。。。。

2016年12月9日

Félvilág の日本タイトルは「薔薇は死んだ」。監督は、昨年の国際映画祭でも高く評価された「ベルヌ市の大使」と言う映画を作ったSzász Attila (サース・アティラ)です。監督もすごいですが実は、脚本家の実力は他にはありません。Köbli Norbert (ケブリ・ノルベルト)は脚本家としての才能を映画全体中に観客に感じさせます。

 ツタヤは、今年の9月からレンタルを開始しました。DVDは、もちろん日本語の字幕が付いている。(ハンガリー語を学習している皆さんには最高だと思います。字幕も実にできています。)しかし、ツタヤの解説は大変乏しくて残念です。

「第1次世界大戦前夜のドナウの真珠ブダペスト。凍る河岸に、並ぶ者なき高級娼婦エルザの遺体を乗せた大きなバスケットが流れ着く。そこから彼女の死に至る4日間を美しく情感豊かに描き上げた、実話に基づくサスペンス。」ほとんど何も言っていないストーリー説明ですが映画の見所は、ありすぎてここでは表現しかねます。

ハンガリーでは、映画館で上映される映画ではなくてテレビドラマとして放送された。この理由において日本でも映画館では上映されないようです。非常に残念です。

ブダペストの街の佇まいや雰囲気をそのものが好きな方でも見逃してはいけない作品です。20世紀初めの雰囲気を出しているところは、抜群だと思います。

日本人の映画評論家の言葉を借りて「それにしても、全体的に、ブルー、水分たっぷりの冷気、霧、むせかえるような香水、そんなイメージで刻印されそうな、美しい映画だった。」

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