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ハンガリーの語学達人の秘訣

 

 


語学の達人が明かしてくれる

語学学習の極意

ハンガリーの翻訳者と通訳者、(Lomb Kató)ロンブ・カトー氏は、英語、中国語、フランス語、日本語、ロシア語を含む16言語を独学でマスターした「語学の達人」でした。彼女の語学学習手法は、いったいどんなものだったのでしょうか。

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カトー氏は海外に移住することなく、ハンガリー国内で16か国語を独学でマスターしました。その中でも5つの言語については同時通訳が可能なレベルの腕前を持ち、「語学のプロ」とも称されています。彼女が「熟達」レベルだと自認していたのは英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、そして母語のハンガリー語で、イタリア語、スペイン語、日本語、中国語、ポーランド語が次のレベルにあり、さらに28言語のテキストを読み理解できるレベルだったと言われています。常人離れした語学能力を持っていたのです。

カトー氏は自身の語学学習スタイルを「How I Learn Languages(わたしの外国語学習法)」の著書にまとめたのです。本では語学学習の秘訣が散りばめられており、世界中の語学学習にとってはこの本がまるでキリスト教にとって聖書のような存在です。以下は、カトー氏が語学を学びマスターするために取り入れていた手法の一部です。

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1. モチベーション×時間÷恐怖=結果:語学をマスターするためには、学習に対するモチベーションが重要です。興味を持ち、目標利点を考えることでモチベーションを高めることができます。そして上達には時間をかけることが必要であり、戸惑いや恐怖を恐れずに取り組むことが大切です。

2. 3種の言語体験:カトー氏は言語の学習を「autolexia(自分のために読む)」、「autographia(自分のために書く)」、「autologia(自問自答する)」の3つの状態で行いました。読む、書く、自問自答することによって語学の学習を構築していったのです。

3. 小説を読む:カトー氏はテキストよりも小説を学習教材に選びました。理解できない箇所があっても辞書で調べずに読み進め、重要な単語は繰り返し出てくることに気付きました。辞書を引くことは学習の流れを妨げると考え、自分の理解を書き込むことで学習を進めました。

4. コンテキストを重視する:カトー氏は単語を周囲の文脈と組み合わせて理解することを重要視していました。単語自体を理解するだけでなく、その単語がどんな状況で使われるかを学ぶことで記憶に定着させました。

5. 完璧さを求めない:語学学習を楽しむことがカトー氏の秘訣でした。失敗を恐れず、常に学ぶ楽しみを持ち続けることが言語をマスターするためのカギだと考えていました。

カトー氏の経験から得られる教訓は、語学学習においてモチベーション、コンテキストを重視し、楽しみながら繰り返し学ぶことが成功への道だということです。今のネットやSNS時代では学ぶ教材としてコンテンツが沢山あり、語学を楽しめる材料があります。
しかし、一人で中々難しいと諦めがちですね。トキオハンガリークラスでは、学習する仲間を増やして切磋琢磨しながら勉強してみませんか。